いつも通りに試合前の準備をし、いつも通りの気持ちで試合に臨んだ。
気持ちを切り替えるのは難しかったが、何も考えないようにした。

試合前は、トップチームよりも静かなロッカールーム。
緊張してるのかな？
何人かの選手はセントラルのリザーブでプレーしていたので、顔見知り。
軽く言葉を交わすだけで、みんなが自分の席でおとなしくしていた。

ウォーミングアップはしっかりとみんなが揃って、トップチームよりも心拍数を上げる感じで行った。

試合はトップチームとは違って、セントラルのように静かな観客席。
トップチームはたくさんの観客とサポーターの声援があって賑やか。
当たり前って思っていたわけではないが、改めてサポーターのありがたみを実感。
選手は少なからず力をもらってプレーしている。

慌ただしいゲーム展開。
思わぬミスで攻守が入れ替わり、予測不能。
ボールをさわる回数も少なく、走っている時間が多かった。
オーバーラップをするタイミングもなく、駆け引きだけに時間を使った。
ボールをさわる回数が少なかったこともあって、ノーミスで試合は終わった。

試合はどっちつかずの展開だったが、後半の終わりで得点し、追加点も奪い、２−０で勝利。
僕は何もやっていない。
ユースの試合なのに、見せ場はゼロ。。。
あの展開だったら、しかたがないのかな？
でも、若い選手には何かを伝えれたんじゃないかと思う。
悔しい思いをしたが、良かったかな？

試合後はトップチームよりもしっかりしていた。
みんながちゃんとクールダウンをした。
トップチームよりも環境が悪い中、みんなが上を目指している環境に入れて良かった。
今日もいい経験をさせてもらった。

２０１２年、オークランドシティに入るためにNZに来て、挑戦した時の気持ちを思い出し、再スタートだ！

複雑な気持ちなのは変わりはないが、これからも全力で戦うしかない。
支えてくれる嫁のためにも、生まれてくる子供のためにも、現役は続けたい。
いつかは本当に戦力外通知を受ける日が来るだろうが、それまで全力で走り続けます。
バカにされても、屈辱を味わっても、辛い思いをしても、頑張ります。
これからも、宜しくお願いします。

ありがとう。