October 15 Monday 2012

夢の途中。

今日は少し昔を振り返ってみよう。

小学生の頃からプロサッカー選手になるのが夢だった。
その夢は中途半端な形で終わってしまったが、夢は形を変えて続いていく。
夢や目標はなくなるのではなく、自分が諦めたときになくなってしまう。
諦める前に新しい目標を見つけて進んでいけたら新しい世界が待っている。
妥協するのは簡単だけど、苦難な道の先には幸せがある。

日本を出てオーストラリアに行ったのは英語を勉強しながら楽しくサッカーができたらいいかな?って引退を覚悟し、世界を見てみたかったから。
今思うと何かから逃げていたのかもしれない。
でも、そこで待っていたのは自分の知らない世界、見るもの感じるものがなにからなにまで新鮮で刺激的だった。
すばらしい出会いが俺を待っていた!
チームメイト(Edge Hill Utd)に恵まれ、サッカーが楽しくてしょうがなかった!
言葉の壁はあったけど、快く迎えてくれた。
いろいろと大変なこともあったけど、楽しさのほうが上回っていた。
このチームに入ったことで俺の人生が変わったのかもしれない。

どこにどんな出会いがあるかはわからない。
何もしなければ何も起こらない。
飛び出さなければ世界は変わらない。

オーストラリアが気に入って、ここでずっとサッカーがしたいと思った。
ここに残るためには、ビザがもらえると言われるたのでBullsに移籍した。
ここでも、みんなが頼りにしてくれ信頼関係を築くことができた。
まわりの評価は高いのに試合に出れない日々が続いた。。。
しかし、みんなの支えで腐ることなく頑張れた!
俺は一人じゃない、みんなの支えで強く全力で頑張ることができる!
それは今も一緒だ!

引退を考えて来たオーストラリアで、いろんな人に出会い、応援してもらい上を目指してみたくなった!

そして、クラブW杯を目指してNZに来た。
何の情報もなく、何の準備もなく来た。
あったのは根拠のない自信だけ!
これが今の俺がいる大きな要因だ。
俺は昔からなんとかなるんじゃないか、やればできる、無理なんて誰が決めた!って考えていた。
良く言ったらプラス思考、悪く言ったら能天気。。。
よく考えが甘いって言われたりしてきたけど、俺は俺の目標に向かって進んできただけだ。
思ったことをすぐに口に出してしまうので、周りからは笑われていたかもしれない。
でも、言霊ってのは大きな役目で自分にプレッシャーをかけてしまうが、成功への道でもあると俺は思う。
プレッシャーに勝ち、自分の言った言葉に責任を持つ、何かをするときには多少なり犠牲にしなければならないことも出てくるが勇気を出し乗り越えて成長していくと思う。
犠牲にしろってわけじゃないが、勇気を持つことも必要だ。

何もないとこからの情報収集から始まり、試合を観に行き監督やチームスタッフに直談判して断られ、ようやく入ったCentral Utdでは苦労の連続。
思うようにプレーできなくてかなり落ち込んだ。。。
でも、諦めたくない目標があったから全力で頑張り続ける事ができた。
初めはチームメイトとも壁があったが、次第に打ち解けていき信頼されるようになった。
セカンドチームでアピールを続け、トップチームに呼ばれるようになり掴んだレギュラー!
奪い取られないように必死に頑張った。
選手の怪我からの運で掴んだレギュラーだったがシーズン終了まで守り抜いた!
NZで一番大きな大会、Chatham Cup優勝し、Most Improved Playerに選ばれた。

Central Utdでのプレーが評価され、念願のオークランドシティの練習参加。
他のトライアル生もいたりして、プレッシャーに押しつぶされそうになったけど、ある日をさかえにプレッシャーが居心地良くなった。
自分の特徴を活かしてチームのコンセプトも考え、全力でアピールした!
そして、正式にオークランドシティと契約することができた。
日本開催のクラブW杯のメンバーとして日本に帰国する事も決まった。
今はレギュラーで試合に出るために全力で頑張ってる!
絶対にレギュラーで出てみせる!
今まではクラブW杯が最終目標だったけど、新たな目標を見つけた。
いくつかの目標の先にそれはある!
今はまだ秘密だけど、そのときがきたらみんなに報告します。

オークランドシティに入れたのも、左サイドDFの移籍があったからかもしれない。
運だけでここまで来た気がするけど、入団したのは事実!
いろんなことが重なったのもあるが、自分を信じて諦めないできたから運も味方したと思う。

大きな目標でも、小さな目標でもいいのでそれに向かって頑張れば必ずその目標に近づける。
諦めることなく、形は変わってもいいので続ける事が大切だと思う。
その過程で、いろんな事を感じ経験して世界が変わっていくと信じている。

Published on Oct. 15, 2012 by Takuya Iwata #87